今季54勝というW杯最多優勝記録を狙う高梨沙羅選手。
毎回のW杯の試合にかなり注目が集まっています。
いつ優勝するのか時間の問題だとおもっていたのは間違いでした。
なかなか優勝を手にできない中で一際目立つのは
高梨沙羅の優勝を阻むルンビ選手とアルトハウス選手。
ルンビは今季W杯ですでに6回の優勝と絶好調!
2月の平昌五輪の金メダル候補として高梨沙羅の最大のライバルです!
今回はマーレンルンビ選手についてなぜこんなにも強いのかその理由を調査してみました。
そして高梨沙羅はその最強ルンビに勝てるのか?も合わせて調べています。
マーレンルンビのプロフィール
- 生年月日 1994年9月7日 23歳
- 本名 Maren Olstad Lundby
- 出身 ノルウェー オップラン イェービク
- 身長 173cm
本名はマーレンオルスタッドルンビとかルンビーと呼ばれていますね。
2007年に12歳のときに国際デビューしていますが、成績はなかなか伸びず。
2012/13シーズンの時に初めてW杯で表彰台に登ると徐々に成績を上げてきています。
昨年の2016/17シーズンでは高梨沙羅・伊藤有希についで第3位と実力はうなぎのぼり
現在行なわれている2017/18シーズンでは高梨沙羅・アルトハウスを抑え1位です。
ここにきて活躍が目覚ましいルンビ選手ですが、かわいい!と話題にもなっています。
北欧系の真っ白い肌に、寒さで赤らんでいるほっぺがほんとかわいいですよね。
現在ノルウェーのリレハンメルで大学生としてスポーツ科学を学んでいます。
趣味はサッカーでスキーの大会会場で男子と混ざりサッカーしている所を目撃されています。
腕前はめちゃくちゃウマイらしいですよ!
マーレンルンビが強い理由は?
ものすごい活躍が期待されるマーレンルンビ選手
一体なぜこんなにも強いのか
その理由を探ってみました。
いきなり強くなることはありませんから
日々努力してきたことがここにきて実っていると漠然といえばこんな感じでしょう。
ずっと高梨沙羅と伊藤有希をライバルとみて追いつけるように頑張ってきたというマーレンルンビ選手。
インタビューでは強さの理由についてこう答えていました。
自身の強みは「空中」と分析する。強風が吹いても腕でバランスを取りながら飛距離を伸ばしていく。それを支えるのは強靱な肉体だ
引用元:www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/885121/
スキージャンプのレジェンド葛西紀明選手がルンビ選手のジャンプを目の当たりにして発言した言葉
男と同じジャンプをしている
引用元:www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/885121/
つまり風の抵抗を受ける際に、いかにそれを活かし飛距離に繋げていくかという部分。
体力とバランス感覚の両面をまんべんなく鍛えているということですね。
ルンビ選手のインスタを見るとハードに練習しているのがわかります。
Sometimes things don’t always go as you have planned. Today I had one of those moments. At least i’m looking strong💪 😏 High sound is recommended #OppeOgNikker #KulPåHaka #ÅfyHuHarTrent
上半身と下半身を徹底的に鍛えているのが分かります。
ダンベルは200kgを持ち上げるそうですよ笑
まぁ、200kgは冗談ですが100kgは持ち上げているそうです・・・。
普通にすごすぎる。
バランスボールに至っては手を使わずに乗って降りるというサーカス状態。
葛西選手の言っていた男のようなジャンプというのはつまり
力まかせに風の抵抗を自分の筋力で無理に受けてバランスを取ることで飛距離につなげているということ。
ジャンプ選手はみな同じような練習をしていると思いますが
精度や練習量というところで差が出てきているのかも。
高梨沙羅がマーレンルンビに勝てないのは身長が影響か?
確実にやってきたことの結果が出てきているマーレンルンビ選手。
この強敵に高梨沙羅選手は勝てるのか??
マーレンルンビ選手の身長は173cm
一方、高梨沙羅選手の身長は152cm
写真で見ると頭一個以上の差がありますね。
まるで親子かというほどの身長差。
スキージャンプは身長ではないと、高梨沙羅選手の活躍を見ていれば分かりますね。
ここからは物理の問題みたくなってしまいますが
空気抵抗を求める式には次の値が必要だとのこと。
- 空気密度
- 速度(m/s)
- 物体の前面投影面積
- 抗力係数(物体の形状で決まる定数)
この中でもっとも空気抵抗に影響するのは速度です。
抗力係数はここで置き換えれば筋力による飛型の維持でしょう。
身長による前面投影面積に違いがでるとすればわずかだとは思いますが
身長差20cmは覆すことは出来ません。
なので何もしなくともわずかばかりのアドバンテージがマーレンルンビ選手にはあるわけです。
しかしですよ、筋力とバランスを兼ね備えたマーレンルンビ選手が速度の面で秀でた場合
高梨沙羅選手が勝つ要素がなくなってしまうわけです。
分かりやすく言い換えると
高梨沙羅がマーレンルンビに勝つには踏切速度で勝たないといけない。
マーレンルンビ選手自身が強みを「空中」と言っているので
高いレベルで空気抵抗を高める要素を保っていると言えます。
スポーツは一瞬のタイミングで様々に結果が変わってくるものですね。
それゆえに、見ているだけでも面白いしワクワクします。
様々な見えない闘いを繰り広げぜひオリンピックでもいい戦いを見たいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。