昨年の入試でミスがあったと大きく報道されている大阪大学。
追加合格者には今年の4月入学が認められるとともに金銭的補償もあるということです。
4月入学も金銭補償も個人的には、その対応ってどうなの?と思ってしまいます。
今回は、問題となった教科、物理における設問はどんなものでなぜミスに気づけなかったのか?
など、当時起こった出来事は回避できなかったのか真相に迫りたいと思います!
それに加え、生徒への慰謝料はどうなるのか?金額的にいくらくらいなのか?こちらの記事で調査しています。
→追加合格者に慰謝料はある?(大阪大入試ミス)今更言われても・・・
大阪大入試ミスの物理はどんな問題?
出典:mainichi.jp/graphs/20180106/hrc/00m/040/001000g/2
こんな感じになっております。
何を言っているのか、設問の意味すらさっぱり分かりませんね。
物理ってこんなもんですよね・・・。
受験生だった私自身からも言わせてもらうと、こんな難解な専門的問題を解くために日々努力して勉強に励んでいます。
ときには金銭も支払い教えてもらう受験生の身を考えると”ミス”という表記自体が失礼にあたるのではないか?
と思った次第です。
問題と回答の流れが今回の重要ポイント
数学や物理といった理数系の教科にはありがちなんですが。
前の問題を正解した上で次に進む。ということ。
つまり、前の問題が正解していなければ次の問題も自動的に間違ってしまうんですね。
今回の場合、設問4で3つの回答があったにもかかわらずそのうち1つだけを正解としていた。
ここにすべての問題があります。
例えば、
正解1
正解2
正解3
と3つの正解がありました。
学校側がミスをして、正解1だけを正解にしてしまった。←これがすでにおかしい
じゃあ、正解2と正解3を導き出した学生のその後の設問での回答は?どうなる??
自動的に間違いとなり点数が減ってしまう。
こうなってしまう訳ですね。
改めてまとめている最中ですが、これは酷い・・・。
こんな悲しい、卑劣な行いがあるでしょうか。
たとえ学校側のミスだったとしても、故意ではなかったとしてもです。
学校の対応も間違いでは?
今回の入試ミスに関しては、3度も指摘があったんですね・・・。
6月、8月、12月と期間を置いて3度も指摘があったのならもっと早い対応が出来ていたのでは??
気づいたのは予備校講師
昨年の入試問題を”過去問”として解く実践を繰り返していた予備校生。
気づいたのは塾講師だったといいますね。
その塾講師は河合塾で物理を教える吉田弘幸氏(54)
彼がツイッターで沢山自身の胸の内を語っています。
阪大が誤りを認めればこうなることはわかっていたんだから、僕も気づいた時点でもっと大騒ぎしておくべきだった。反省。
— よしだひろゆき (@y__hiroyuki) 2018年1月6日
僕に責任があるわけではないけれど,2月か3月に気付いて適切に対応していれば30名の1年間はまったく違ったものになっていたと思うと自己嫌悪に陥ってくる。それが出来る可能性があったので。
— よしだひろゆき (@y__hiroyuki) 2018年1月6日
K塾には去年の3/16に解答速報の誤りを指摘していた。このときに,もっと調査しておけばよかった。ますます自己嫌悪。
— よしだひろゆき (@y__hiroyuki) 2018年1月6日
SEGの同僚達は一言で解ってくれたから,大学の先生も結果を指摘すれば理解するだろうと思ったのも失敗だった。
— よしだひろゆき (@y__hiroyuki) 2018年1月6日
と、何も悪くない吉田氏が自己嫌悪に陥ってしまうほど今回の問題は大きい。
しかし、大阪大では
問題作成責任者の理学部教授は副責任者と検討し「本学の解答例が正しい」と説明。昨年8月には理学部へのメールで同様の指摘があり、この際もこの2人のみで検討し訂正しなかった。
引用元:www.nikkei.com/article/DGXMZO25416500W8A100C1AC8Z00/
このように2人だけで検討し、訂正もしなかったといいます。
どこにも書かれていませんが、はっきりと言いましょう。
つまり、教授はミスをミスと認めたくなかったわけです。
プライドとか立場上、下の役職となる准教授たちへの示しがつかないなど、その人自身の問題だったのでは・・・。
教育評論家で大学教授でもある尾木ママも今回のミスを痛烈に批判していました。
ミスの指摘に対する検討の仕方があまりにも杜撰。担当者だけで検討するとは何事か⁈ 謙虚さが欠落しているのではないでしょうか?転入希望者には当然2年生に今直ぐにも転入許可するべきです阪大のあまりにも上から目線に辟易とします引用元:ameblo.jp/oginaoki/entry-12342368966.html