このたび、本学において、平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点に誤りがあったことが判明いたしました。そのため、改めて採点及び合格者判定を行い、新たに30名を合格者としました。
また、理学部、工学部、基礎工学部の第2志望学科に合格し本学に在学している学生の中に、第1志望学科に合格している者が9名いることが判明し、新たに第1志望学科の合格者としました。
このことは、1月6日(土)に記者会見を行い公表いたしました。
厳正・確実であるべき入学試験においてこのような事態を引き起こし、受験生、在学生及びご家族並びに関係者の皆様には多大なご迷惑をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げますとともに、当該合格者及び学生のことを最優先に考え、一人ひとりのご事情を考慮して、誠心誠意対応してまいります。
本学としましては、今回の事案を厳粛に受け止め、今後このようなことが生じないよう、教職員の意識向上に一層努めるとともに、鋭意、再発防止に努めてまいります。
引用元:http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2018/01/06_01
昨年の大阪大の入試でなんと採点ミスがあったことが発覚!
平成29年度入学からもうすぐ一年が経過し、すぐそこには30年度のセンター試験が控えている1月初旬。
かなりショッキングなニュースですよね。
今回は、この入試で追加合格が決まったという30名の学生に対して”慰謝料”などの支払いがあるのか?
さらに金額はいくらくらいなのか調べてみました!
こちらも気になる!
ミスが起きた物理はどんな問題だったの??
→大阪大入試ミスの物理はどんな問題?学校の対応も間違いでは?
大阪大の入試で採点ミス
大阪大学の昨年の入試における物理の採点ミスと新合格者30名発表の件まとめ
・出題ミスの指摘を6月、8月、12月の三度受けた
・12月の指摘の時点で阪大側は出題ミスを認識
・1月6日に新合格者30名、既に阪大に在籍するが第一希望の学科でなかった9名に連絡、対応は個別に行う添付:大学発表資料 pic.twitter.com/Hlml0f43vZ
— 小保内太紀(カフカ・I’m Not Me) (@twobonai) 2018年1月6日
12月にはミスしたことを認識していたということで、もっと早い対応はできなかったのかと思ってしまいます。
なにより学生さんの今後の人生がかかっているわけですから、1人だろうと30人だろうと大学にかかる”重み”のようなものは一緒で無視できないです。
ネットでの反応
なんか阪大から電話かかってきた
物理に採点ミスあったらしくてほんまやったら受かってたらしい
泣きそう— 竹内 鉄朗 (@log_te_lim) 2018年1月6日
江尻阪大の採点ミスで
第一志望受かってたことが発覚
まじ死ね
おかしいやろ。— えじりこうへい (@00kouhey00) 2018年1月6日
友達が二人も採点ミスで阪大から実は合格やって電話きたらしー
わいんとこにもこないかな— ゆうや (@yuyaaaa1024) 2018年1月6日
阪大の採点ミス医学部2人もいて笑う、流石に人生狂わされてる
— たみる (@tamiru508) 2018年1月6日
このように、ツイッターの内容はかなり辛辣なものになります。
そりゃそうです・・・。
私も受験生やっていたときがありましたが、当時はほんと”灰色の生活”というやつで。
寝ても覚めても受験受験でしたからね・・・。
追加合格者に慰謝料はある?
昨年の4月から約9ヶ月が経過した現在、当の本人にそのような告知がきたらこれはほんとに悪魔の告知ですよ・・・。
泣きたくなっちゃいます。
追加合格した人たちは、違う学部に在籍していたり予備校に通っていたり様々いると思います。
ここで追加合格者たちが被った被害というか想像ですがまとめてみました。
- 4月から予備校通い
- 9ヶ月間大学で学ぶはずの内容ではなく受験内容の勉強に時間を割いた
- 9ヶ月の生活サイクルそのもの
- 社会に出るまでの時間が一年遅れる
- 就職への影響
などなど、簡単ではありますが取り返しのつかないものばかりです。
細かく見ればもっともっとたくさん出てくるでしょう。
就職への影響については今の時点でどうこう言うのは早いかもしれませんが、影響がまったくないとは言えないですよね。
予備校だって高い受講料を毎月払っているわけですし。
何より、一番大切な時間を奪われた代償は何物にも替えがたい大きな損失です。
具体的な慰謝料の値段は?
具体案が過去にあるのか無いのか調べてみました。
法大が出題ミスで16人追加合格 2001/05 日大法学部で採点ミス、46人を追加合格 2001/02 同大で出題ミス 経済学部の15人追加合格 2000/03 関大、2教授を停職 入試合否判定ミスで 1999/07 京大もミス 追加合格3人に計137万円を賠償 1999/07 麗沢大で出題ミス、1人を追加合格 1999/06 関大入試ミス、入学者は40人に 1999/06 青学大経営学部で56人追加合格 おわび料一律1人10万円 1999/05 甲南学園理事長が入試集計ミスで辞任 1999/05 関大採点ミス、33人分公表せず 別日程で合格 1999/05 関大のミス 41人が入学 2人は保留 1999/04 関大で合否判定ミス 168人追加合格 英語採点用解答を誤記 1999/04 京大が出題ミス10人追加合格 前期の3学部 日本史の年号誤記 1999/03 桃学大でも採点ミス 10人追加合格 1999/03 同女大が不合格の50人を合格に 電算プログラム不備 1999/03 甲南大で前年入試の46人追加合格 プログラムミスで 1999/02 引用元:www.unn-news.com/
このようにかなりの件数がヒットしました、悲しい・・・。
金額はだいたい10万円〜400万円と高額だったり、それだけ??と様々あります。
どんな請求ができる?
請求ができるポイントがあったのでまとめます。
受験料の返還
大学や高校を受験する際にかかる受験料は返還されるようですね。
授業料・入学金の差額
他の大学へ入学していた場合、差額分は請求できるようです。
精神的損害
本人にとってこれが一番大きいものだと思います。
しかし、金額的には大きくはならないようです。
以上で、調査終了です。
慰謝料が支払われないパターンもあるということで、今後の大阪大の動きに注目が集まるのは間違いないでしょうね。
なんにしても、当事者である学生のことを一番に考えた上で対処して欲しいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。